環境問題が誰の目にも明らかになり、環境問題の解決が全世界の中心的な課題となった今、「持続可能な社会」に向けて、社会の至るところで変化を起こさなければなりません。特に環境に甚大な負荷を及ぼす現在の経済社会をいかに持続的に変えるか。その変化を起こすのはやはり人、環境リテラシーを備え、組織の活動、製品、サービスを環境の視点で評価でき、組織の環境経営を促進できる有意な人材が求められています。
環境プランナーは、まさにそのような人材たることを目指して研鑽を積み、全国的かつ業種横断的な人材ネットワークを通じて「持続可能な社会」の実現のために行動しています。
●活躍する環境プランナー
環境プランナーに求められるのは、環境と社会・政治的システムへの強い関心と確かな知識。それらを基に、組織の環境取組みを促進しようという意欲にあふれた環境プランナーが増えています。
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環境マネジメントシステム(EMS)のバックグラウンドを持つ環境プランナーは、コンプライアンス(順法)や紙・ゴミ・電気の管理に留まらず本業にビルトインしたEMSを推進します。 |
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技術系の環境プランナーは、広い視野で製品や製造工程を見直し、省エネや省資源を進めることでしょう。 |
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税理士や公認会計士の環境プランナーは、環境会計の導入や環境報告書の検証といった分野での活躍が期待されます。 |
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総務や営業でも環境に貢献できます。地域の環境NPOでリーダーシップを発揮する環境プランナーERも増えています。 |
●環境プランナー評価登録制度
「環境プランナー」には、環境プランナー、環境プランナーER、環境プランナーEROという3つのランクがあります(図1)。
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環境プランナ−Environmental Planner |
環境プランナ−ER Environmental Planner as
Earth Republic |
環境プランナ−ERO
Environmental Planner as Earth Republic Officer |
| 学歴 |
高等学校卒業以上 |
環境プランナーであること |
環境プランナーERであること |
| 経験 |
2年以上の業務経験を有すること、または環境に関する分野の学士、修士、博士課程に在籍していること |
環境技術指導、環境経営指導の専門的知識、経験を有すること |
| 研修/面接 |
認定環境プランナー基礎コースの修了(修了試験に合格すること) |
認定環境プランナー専門コースの修了(修了試験に合格すること) |
NPO法人環境アリーナ研究機構の判定委員会による面接 |
図1 環境プランナー資格
資格取得の順序としてはまず、環境プランニング学会認定「環境プランナー基礎コース」を修了して環境プランナー、次に「環境プランナー専門コース」を修了して環境プランナーERにランクアップとなります。
テクノファでは基礎コースをほぼ2ヶ月に一度、専門コースは各分野、年間2回以上開催しています。基礎コースを定期的に開催しているのも、専門コースの開催実績があるのも今のところテクノファだけです。第1号の認定研修機関としての責任を自覚して環境プランナー資格制度の一翼を担っています。
基礎コースは90分、専門コースは120分の筆記試験に合格すればコース修了です。研修機関から合格証が発行されますので、コピーを添付して評価登録機関(NPO法人環境アリーナ研究機構)に申請してください。環境プランナーEROはコースを受講する必要はありませんが、面接ではその活動実績が重視されます。
環境プランナー資格は基本的に社会人向けの資格で、申請要件には「2年以上の業務経験を有すること」があります。ただし、「環境に関する分野の学士、修士、博士課程に在籍している」学生は環境プランナー資格の取得が可能です。環境分野の学部に属していない学生が、在学中に環境プランナー基礎コースを受講することは可能ですが、環境プランナー資格がとれるのは、社会人としての経験を積んでからということになります。
資格申請の受け付け、評価登録は、評価登録機関(NPO法人環境アリーナ研究機構)が行っています。申請料金、登録料金は次のようになっています。
申請料金:10,500円(税込み) 登録(期間:3年間)料金:15,750円(税込み)
●環境プランナー評価登録制度の運営体制
環境省認可の環境プランニング学会が認定機関となり、大学教授、NPO、民間企業が協力して制度を運用しています(図2)。
図2 環境プランナー評価登録制度の運営体制
●環境プランナーの社会的な位置付け
環境プランナーは民間資格ですが、環境省の制度に位置付けられ公に認められてきました。
1.エコアクション21審査人の受験資格
環境プランナーERが環境省の中小企業向け環境活動支援スキームであるエコアクション21審査人の受験資格のひとつとなっています。この受験資格には2項目あって両方満たさなければなりません。ひとつ目の代表的な資格が事業者部門の環境カウンセラー、そしてふたつ目の代表的な資格が環境マネジメントシステム審査員ですが、環境プランナーERはふたつ目の項目の中に位置付けられています。事業者部門の環境カウンセラー資格かそれと同等の資格や経験のある方が環境プランナーERの資格を取れば、エコアクション21審査人の受験資格も満たすということになります。
平成21年度 エコアクション21審査人試験募集要項 7ページより抜粋
V.受験資格
エコアクション21審査人試験を受験する者は、以下の1)及び2)のいずれをも満たしていることが必要です。
1) |
環境カウンセラー(事業者部門)であること。または、技術士(環境、衛生工学、上下水道、経営工学、化学、建設及び総合技術監理部門のいずれか)、公害防止主任管理者(公害防止管理者大気一種及び水質一種の資格をともに有する者を含む)、公害防止管理者大気三種及び水質三種の資格をともに有する者、環境計量士(濃度及び騒音・振動の資格をともに有する者)、エネルギー管理士のいずれかの資格を有すること。または、企業等の環境対策及び公害防止に関する部門に所属した経歴、若しくは事業者に対する環境保全のための具体的な取組、計画づくり等に対する指導、助言を行った実績が概ね5年以上であること。
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2) |
環境マネジメントシステム審査員(審査員補を除く)であること。または、地域版EMSの主任審査員、環境プランナーのいずれかの資格を有し、かつ10件以上の審査経験を有すること。または、企業等の環境管理に関する部門に所属した経歴、若しくは事業者に対する環境経営システム(環境マネジメントシステム)の構築、運用等に対する指導、助言を行った実績が概ね5年以上であること。
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