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新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その17)

3.3 それ以外のサイクル

3.2項ではPDCAサイクルについての説明をしました。そして経営管理のやり方は何もPDCAサイクルだけではありません。
人々の間で活用されているPDCAサイクルの応用形とも言えるサイクルがいくつかありますので、ここで紹介しておきましょう。そしてそれらの間に優劣があるものではありません。色々な考え方、活用の仕方がある中で、自社にはどの考え方がフィットするかを考えて取り入れていけばよいのです。

(1)PDCASサイクル
これはPDCAサイクルのあとにSがついたものです。このSは何という英語の頭文字かと言えば、それは“standardization”です。
“standardization”という単語はよほど英語に熟達された方ではないと聞いたことすらないのではないかと思います。日本語に訳せば「標準化」という単語になりますが、PDCAのあとに改善の一つの延長線上に標準化を考えましょう、ということなのです。そしてここで言う標準化は仕組み化という言葉に置き換えて考えるとより実務につながります。仕事はいつも同じように安定した成果を出していくことが期待されます。そのためには毎回違ったやり方では成果は安定しません。いつも同じ手順でやるからこそ安定するわけで、その同じやり方を行うために、様々な業務を仕組み化できれば、その組織の運営力は高まります。そのためにPDCAサイクルの仕上げとして“standardization”があるのです。

(2)SDCAサイクル(その1)
今度はPDCAサイクルのPの代わりにSが入りました。このSは先の(1)項で説明した語と同じで“standardization“が入ります。
まず標準化を行ってから、実際の作業に入りましょう。その上で確認(評価)を行い更なる改善を行っていきましょう、というサイクルがこのSDCAサイクルです。

(次号へつづく)