ISO情報

新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その29)

6.2 ISO発行規格

ISOが発行している規格は2万種類を超えました。この先もどんどん規格の数は増えていくでしょう。
ISO 1(製品の幾何特性仕様及び検証のための標準基準温度)から始まっていますが、何番の規格が最後なのかは筆者も調べがつきません。若い番号から順番に付けられていくのではなく、新しい規格ができると、空いている番号の中から選ばれているのが現状の運営方法です。

ちなみにISO 1番は、あるものの長さを測定する際には摂氏(°C)20度にしなさい(華氏(°F)であれば68度になります)ということを決めた規格です。
そしてISOが発行している規格は、そのほとんどが製品規格と言われるものです。日本でも有名になったものは、ISOネジではないでしょうか。ネジにもさまざまな寸法があります。その寸法を規定した規格がISO規格として発行されており、全世界で共有されています。ネジという有形のもの(製品)のサイズを規定する国際規格が、ISOが発行している代表的な製品規格です。

よって、この製品規格については、皆さんの会社の取り扱っている、製品、部品によって様々なものに分かれます。これから業務にどんどん入っていく段階で特に製造業の方々は長くかつ深い付き合いをされていくことでしょう。一方でサービス業の方にとってはISOの製品規格に接することはあまりないかもしれません。

2万を超えるISO規格ですが、これからあなたが学ぶマネジメントシステム規格と呼ばれるものはそのごく一部です。ISO 9001、ISO 14001等の規格が現在日本だけでなく、世界的に活用される状況になりました。製品規格のように有形のものを対象とするのではなく、組織運営の在り方を規定した文書としてそれまでの製品規格とは全く別のものができたということになります。そしてそのマネジメントシステムの源流は、1987年に生まれたISO 9001です。

(次号へつづく)