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新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その36)

(2)社内での仕組み構築
審査機関とも相談の上、いつまでに認証を取得するかの日程計画を作成し、いよいよ社内体制の整備構築に入ります。
基本は、自力で対応することになりますが、コンサルティング会社を活用する場合もあります。審査機関は初歩的な研修は行っていますが、構築支援のようなアドバイスは一切行いませんのでそこは注意してください。
組織の規模にもよりますが、小さな規模の組織でも少なくとも半年くらいの期間は社内整備、そして仕組み構築に時間を要することになります。一方で、大きな規模であっても2年も3年もかけて仕組み構築をするのは少々時間がかかり過ぎでしょう。
社内での仕組み構築は、単に仕組みを作って終わりではなく、運用期間を設けないと審査を受けるところにまでたどり着きません。内部監査を実施したり、マネジメントレビューを実施したり、ということが該当します。ここは第7章でもう少し詳しく解説します。

(3)審査を受ける
いよいよ最終段階です。仕組み構築及び初期の運用期間が終わるといよいよ審査を受けることになります。組織の規模によって審査員の数が変わるのですが小さな規模の組織であれば審査員は1人、大きな規模になれば審査員は5人というような形で審査チームが編成され、派遣されてきます。
審査日数も少なければ1日、長ければ2週間に及ぶこともあります。
ではこの審査員は何をチェックするのかというと、その組織の仕組み及び運用がISO9001規格の要求事項すべてに対応しているかどうかの確認評価を行います。その要求事項は100項目をはるかに超える数があるため、審査を受ける側も当然ですが、審査をする側も大変です。一つとして漏らすことなく、きちんと対応できていることが確認できないと合格にならないからです。
そして皆の努力のかいがあって、無事全項目問題なし、ということになると審査完了です。
そのあと審査機関内部での審査内容に問題がなかったという再確認を経て、その会社に合格通知(認証証の授与)が出されることになります。これによって一連の認証取得活動が完了した、ということになります。
認証証が授与されたということはその会社がISO9001の認証取得組織であるという登録がされた、ということになりますので、自社でもホームページでの公表や名刺へのマークのすりこみなどを行って対外的アピールをしていくことになります。
これで認証取得ということの概略の理解ができたでしょうか。
1回さっと読んだだけではなかなか理解が進まない部分もあろうかと思います。折に触れて再確認するようにして欲しいと思います。

(次号へつづく)