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新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その38)

7.2 お客様の要望

自分たちが取り組みたいと考えることのベースにはお客様の要望があることを忘れてはいけません。お客様に評価されなければ組織として、永続という大事な結果を残せなくなるわけですから、お客様の望むこと、期待することの情報収集を常にすると共に予測して自社の活動に活かしていく必要があります。
その情報をしっかり集め、目標設定時だけでなく、自社の製品(商品)企画、そして開発に活用することが大事です。
そしてそれは、単に営業部の人や商品開発部の人がすればよい、というものではありません。経営トップから現場の一作業をする担当者にいたるまで、全ての人が自分とお客様にはどのような接点があるのかを確認、整理の上、自らの仕事に活かすことが大事です。

7.3 設計・開発

お客様の要望をしっかり取り込んだ製品(商品)を開発することの重要性を7.2で説明しました。
その次に大事なるのは、そのお客様の要望を実際の製品(商品)に反映させることです。お客様が高いお金を払ってでも欲しい、という商品があったとしても、例えば現代の技術力では製品化できないものであれば、それは夢物語でしかありません。あくまで現在の技術力や法規制に見合った製品(商品)開発をしていくことは企業活動にとっての大原則です。
そのためには、しっかりとした設計・開発の手法が組織の中に存在しなければなりません。思いつきでの開発はプロトタイプを作るだけであればあってもよいかもしれませんが、組織としての成長発展のためには、関係する人々が納得できる手法に則る必要があります。途中段階でのレビューや最終承認の取り方など、マネジメントシステムとして常に同じ手法で開発が進められるようにすることが大事です。

(次号へつづく)