ISO情報

新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その41)

7.6 内部監査

内部監査は読んで字の如くですが、自分たちの仕組みが正しく活用され、期待する成果が出ているかどうか、を自分たちで確認評価することです。
ISOの認証を取得、維持するためには必ずこの内部監査を実施していなければなりませんが、本質的には他者の評価よりも自分たちによる評価の方が経営管理上は大事です。つまり誰かに言われて行なうものではなく、自分たちのために行うべきものである、というのが内部監査の本質です。
内部監査を行うためには内部監査員が必要です。内部監査員の公的資格というものは特になく、各社で能力があると認めた社員を内部監査員に登録して、その人々によっておこなわれているのが通例です。
またどのくらいの頻度や人数をかけてやればよいかもすべて各社で決めるものになります。多くの会社では年に1回ある時期に行う、というやり方を取っていますが大企業ではそのような形での運営はなかなか難しく、年に何回にも分けて行っているところもあります。あなたの会社では内部監査をどのような頻度でどのようにして行っているか、この理解も深めておきましょう。

7.7 マネジメントレビュー

マネジメントレビューも基本的事項は内部監査と同様で、自社のために自社で考えた方法で実施すればよいのですが、ISO認証取得企業においては、恒例行事として年1回、●月に実施というように、特に決算期を意識して多くの組織で対応しています。
マネジメントレビューは内部監査とは違い、経営トップ自らが対応するものです。経営トップとして自社のマネジメントシステム運用状況の確認を行い、必要な対処を指示していきます。PDCAサイクルを回していく上で経営トップの役割は大きいのです。
皆さんの場合は経営トップがどのようなメッセージを発信しているのかをしっかり聞くことから始めましょう。それが自社を理解する第一歩であると共に、日頃の業務推進における上司とのコミュニケーションを円滑にするベースにもなります。1.3項で自社を知ることの大事さの説明をしましたが、このマネジメントレビューからも自社を知ること繋がります。
マネジメントレビューという用語はISO用語です。あなたの会社では経営者見直し会議、というような他の言葉に置き換えられているかもしれません。基本はそちらに従ってください。

(次号へつづく)