ISO情報

ISOって誰が勉強するといいの?(その2)

前回は、学校を出たばかりの新入社員の方々を意識したISOマネジメントシステム、そしてISOマネジメントシステムの認証に関する勉強の仕方の説明をしました。2回目の今回は、数年の社会人経験をもった若手社員を想定して進めていきます。

② 若手社員にとってのISOの勉強の仕方

先輩からいろいろなことを教わり、多くのことが一人でできるようになってきた若手社員、入社2~3年目くらいの方をここでは意識して説明していきます。
このころになれば、お客様のところにも一人でどんどん出かけていくことになります。自分の会社や扱っている製品の説明も自信を持ってできるようになっているはずです。
そこで一呼吸置いて考えておくべきこと、そしてもう一段の勉強をすべきことは、自分たちの会社そして扱っている製品はどうしてお客様に評価されているのか、その特徴と共に、そのよさを生み出す自社の能力についての理解を深めることです。

ある製品について、あるときだけお客様に喜んでもらう製品を作ってしまえば、その後2度と同じレベルの製品が出来上がらなくても良いものでしょうか。
伝統工芸品のようなものを除いて、多くの製品は、今回のものは良かったので、次回もよろしくね、とお客様は期待し、そしてまた購入してくださるものではないでしょうか。
そのためには、いつでも、誰が対応しても、同じ品質の製品を作り続ける必要があります。これが標準化が必要といわれるゆえんですし、またISOマネジメントシステムが力を発揮する部分になるのです。

お客様から求められる付けるために、自分たちの会社にはどのような力が備わっているのか、そして備わっているべきなのか。そのことを念頭に置いた上で、会社とは何か、会社の仕組みとは何か。どのようなものごとが必要になるのか、という意識でもってISOマネジメントシステム規格に触れましょう。規格の細かい点も大事ですが、大きな会社組織ということへの理解、経営管理の大枠に関する理解を深める、という視点を大事にしてください。

さて、ISOの勉強の仕方を前回の新入社員向け、そして今回の若手社員向けということで簡単な説明をしました。この先続けるとすると以下にあげるような、中堅社員向け、管理職社員向け、そして役員、社長向けと分けて説明するのが良いであろうと思っています。
しかしながら、それらの説明をしていくと、どうしても経営管理の中身に踏み込んでいくことになり、この「ISOって何?」と題した初級者向けのコンテンツからは乖離していってしまうと思うため、一旦ここで区切りたいと思います。もしこの先もこのテーマで読んでみたい、ということであればご要望としてテクノファ事務局までご一報いただければありがたく存じます。

③ 中堅社員にとってのISOの勉強の仕方

④ 管理職社員にとってのISOの勉強の仕方

⑤ 役員にとってのISOの勉強の仕方

⑥ 社長にとってのISOの勉強の仕方

尚、ISOの管理責任者、そして役員、社長のためのISOの読み解き方については拙著

「これならわかる!できる! 経営成果をあげる ISO9001の読み方・使い方」

をご覧ください。