テクノファの無料冊子2 | 平林良人の『つなげるツボ』

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■□■ 平林良人の『つなげるツボ』Vol.248 ■□■    
*** テクノファの無料冊子2 ***
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前号から紹介を始めたテクノファの無料冊子、

【新入社員向け】
これならわかる!ISOマネジメントシステム入門読本

「ISOマネジメントシステム入門読本」(小冊子)無料進呈!
※現在は有料でのご提供となっております。

の各章について簡単に紹介をしたいと思います。

ですが、その前に、前号の紹介で100社を優に超える組織の方々から
小冊子のご請求を頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。

さてこの本冊子は【新入社員向け】として学校を出て初めて社会人
となる方向けの内容としています。
第1章から見ていきましょう。第1章「社会人としての船出」です。

■□■ 船長は自分 ■□■

あなたは仕事に関してかなり細かい部分について上司から指示を
受けたとしても、その仕事を成し遂げるのはあなた自身であることを
忘れてはいけません。小さいながらも自分の船の船長さんとしての活動、
そして心構えを持つことが期待されているのです。
はじめのうちはうまく前に進まないかもしれません。波にのまれて
転覆するかもしれません。ですが、船長であるということを忘れずに、
どうすればうまく漕ぐことができるようになるか。
小さな船であっても船長としての気概を常に持って日々の仕事を
着実にこなしていくことが大事なのです。それによってあなたの実力は
どんどん増していくと共に信用もついてきます。
一歩一歩を焦らず歩んでいきましょう。

そしてもう一つのポイントはその道を歩む決断をあなた自身がしていることを
忘れないことです。この仕事をこの会社でしたい、と希望を胸に飛び込んだ
会社が今の会社なのではありませんか。就活で苦労して何とか縁のあった
会社だからそのような気持ではなかった、という方もいるかもしれません。
しかし社会人生活をこの会社で始めよう、と最終的に判断を下したのは
あなた自身です。

会社や上司が成し遂げたいと考えることをサポートするのが今のあなたの
仕事です。会社が全体目標を決め、その目標達成のために各部署、各人に
割り当てた活動項目について、上司から実行を求められればそれを果たす
義務が社会人にはあります。

■□■ 自分を知る ■□■

ビジネスにおいては、自分はどのような人間であるかという情報の開示は
とても大事です。自分自身と向き合うということの重要さは、実は年齢を
重ねても一向に色褪せません。自分を完璧に理解している人などいない、
と言ってもよいからです。定期的に時間をとって自分自身と向き合う機会を
設けることはとても価値があります。
自分を知る、ということは人生の中であるとき1回だけ(特に就活の時でしょうか)
すればよい、というものではありません。

日本人には「一年の計は元旦にあり」として、一つの区切りをお正月に設けています。
いまは元日もお仕事、という方が増えてしまったので、ゆっくり正月休みに
自分自身に向き合う、ということがなかなかできなくなってしまっているかもしれません。
日々の小さな成長も半年、一年経つとかなりの蓄積になり、自分でもわかるくらいの
違いを感じるケースもあります。定期的に自分と向き合う習慣を是非身に付けましょう。

■□■ 自社を知る、そしてお客様を知る ■□■

大事なことは、自信を持って自分の会社の説明ができるようになるということです。
入社して半年や1年では、会社のすべてについて、このような仕事をしています、
という説明は難しいかもしれません。
ですが、自分の所属する部門ではどのようなものを扱っているか、そしてそのものが
出来上がるまでに、どのような流れで、どの部署が関与するのか、という説明が
できるようになるよう努力しましょう。

社内の部署名を覚えることもとても大事です。その上でそれぞれの部署が、
どのような仕事をしているのかを理解していきましょう。
自社で制作している会社案内やホームページで発信している情報から、
自社の理解を深めていくことも有効な方法です。就活時に一通り見ていたとしても
会社に入ったあとに改めてじっくり勉強し直すとわかることも格段に違ってきます。

そして同時にお客様を知ることも大事です。ここで言うお客様を知る、ということは、
単に誰が自社の製品を購入してくれているか、という相手の名前(会社名)だけでは
ありません。どうしてそのお客様は自社の製品を購入してくれるのか、お客様が
求めていること、期待していることは何かということが理解できると、本当の意味で
お客様のことを知った、と言えるようになります。