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「パフォーマンスの改善」(第4回)

平林良人「パフォーマンスの改善」(2000年)アーカイブ 第4回

謝辞

我々はこの本の出版を可能にした人々に謝辞を述べます。最初に我々の技術を展開し、実社会という実験の場を提供してくれた我々の顧客に感謝します。我々の経験は、数十の組織の何百もの人達との相互作用によっているが、我々は、Grupo Industrial ALFAのKen Massey;以前GTEのJohn Murphy;モトローラのBill Wiggenhorn;以前LiTelのLarry McLernon;以前フォードのDuke Schmidt;SteelcaseのRichard Rummler;以前CVSのMal Warren;またシェルのDenny Taylorに特別の感謝の意を表します。
2番目に、我々は、パフォーマンスに関して多くの示唆を与えてくれた同僚の専門家Dale Brethower、Karen Brethower-Schetky、George Geis、Tom Gilbert、Jaime Hermann、George Odiorne、及びCarl Semmelrothに感謝します。
3番目に、我々は本書で紹介している各種アイデアと方法論をインプットし、それらの妥当性を顧客と共に確認してくれたムラー-ブラーシュグループの同僚に感謝します。我々はRon Bullock、Patricia Floyd、Mike Hammer、Paul Heidenreich、John Kittredge、Roger Proulx、Alan Ramias、及びRick Rummlerに特に謝意を述べます。また、組織設計の章への貢献に対しJim Fisherにも特に感謝します。
4番目に、我々が顧客にサービスを提供し、かつこの本を書くという2つの仕事を同時進行させた時、職責要求を超えた支援を我々に提供したラムラー-ブラーシュグループの職員に感謝します。Sheri Bach、Larry Bataille、Cori Haveson、Traci Hilbert、Susir Boorujy、及びEde Shanahanには特に感謝します。
また、我々は、より多くの読者とコミュニケーションをとるために貢献してくれたと思うJossey-Bass社のコンサルティング編集者であるLeonardとZeace Nadlerに感謝します。
最後に、本書の発行に至るすべての期間において、我々を励まして支えてくれた家族と友人に特別な感謝を表明します。

1995年2月

Geary A.Rummler
Tucson, Arizona

Alan P.Brache
Flower Mound, Texas

著者

Geary A.Rummlerは、ラムラー-ブラーシュ グループ(RBG)のパートナーです。彼はミシガン大学から1959年に学位、1960年に経営学修士号(M.B.A.学位)、そして1971年に博士号を受けています。
RBGを設立する前に、Rummlerは、戦略的意思決定における専門家としてKepner-Tregoe Strategy グループの社長を務めました。彼は、ヒューマンパフォーマンスの分析と改善における革新者であり、Praxis株式会社を共同設立してその社長、またミシガン大学でビジネスのためのプログラム学習センターを共同設立して、センター長になりました。
Rummlerは、組織への教育とパフォーマンス技術適用における開拓者で、組織の有効性の問題にこの分野の経験を取入れました。民間企業における彼の顧客は、銀行業と航空産業に加え、航空機、自動車、鉄鋼、食品、ゴム、事務設備、製薬、通信、化学、及び石油などの業界における販売、サービス、及び製造業者を含んでいました。また、彼は国税庁、社会保険庁、住宅及び都市開発局、会計検査院、及び運輸省のような連邦政府機関でも活動しました。彼は、研究とコンサルティングの目的で、ヨーロッパ、日本、韓国、マレーシア、中国、及びメキシコを歴訪しています。
Rummlerは、労使関係から教育のシステムの開発までに及ぶ様々な本を出版しています。また、彼の記事は、多数の専門誌及びマネジメント雑誌、及びハンドブックに掲載されており、彼はTraining and Development: A Guide for Professionals(1988年、G.S.Odiorneと)の共著者です。
教育訓練研究フォーラムのメンバーであるRummlerは、パフォーマンスとインストラクション国家団体の議長、アメリカの教育訓練と人材開発学会の研究と戦略的計画委員会のメンバー、及び雑誌「トレーニング」の編集部の委員を務めた経歴も持っています。1986年に、彼は史上7人目の人材開発名誉の殿堂入りを果たしています。

Alan P.Bracheは、ラムラー-ブラーシュ グループのパートナーで社長およびCEOです。過去7年間、彼のコンサルティング、教育訓練及び執筆は、プロセス改善及びマネジメントに焦点を合わせておりました。それは戦略を実行に移し、ビジネスプロセスの特定、文書化、分析、設計、評価及び継続的改善を通じて重大な問題を解決するための方法論としてです。彼の最近の活動の多くは、戦略実施、監視システムの設計、継続的改善のためのインフラストラクチャの整備、そしてプロセス改善、及びマネジメントを、総合品質経営(TQM)、ベンチマーキング及びISO9000のような他の活動にリンクするツールとして使用する領域で行なわれていました。
1987年にラムラー-ブラーシュ グループに加わる前に、Bracheは戦略、及び運用上の問題解決と意志決定を専門に扱うコンサルティング及び教育訓練会社であるKepner-Tregoe(K-T)で9年間を過ごしました。K-Tにいる間、彼は、製品開発の副社長及び戦略グループの技術重役を含む多くの地位で貢献しました。

Brache は、16の国の会社と仕事をし、定期的に国内、及び、国際的な学会、ならびに会議で講演を行っています。
ラムラー-ブラーシュ グループは、ビジネス及び政府組織に対する組織パフォーマンスシステムの設計及び開発に特化した調査及びコンサルティングの会社で、本社はニュージャージー州ウォレンにあり、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、メキシコ、シンガポール、スウェーデン、スイス、英国及びアメリカで活動を行なっています。RBGは、大手及び中規模の製造及びサービス分野の会社を対象に仕事をしています。その顧客は、エレクトロニクス、銀行、通信、事務用什器、石油化学、及び一般消費製品会社を含んでいます。RBGは、品質改善、及び/又はコスト低減、及び/又はサイクルタイム短縮に関して特定のプロジェクトの結果を評価します。RBGはプロジェクトの結果に関してだけではなく、組織がRBG方法論の制度化の度合い、組織自身がプロセスによって管理された会社に変容した程度に関して、顧客との関係を評価します。
RBGは特定の分野の専門的技術よりむしろ技術、ツール一式、経験の土台、及びサポートを提供します。その方法論は製品開発、オーダー遂行、購買、配送から採用、特許申請、計画、そして法律に関するサービスの要請などに応えるプロセスに適用されています。またその手法は、銀行業におけるローンの貸付とクレジットカード処理や、通信業における発信音の提供や、一般消費製品とサービスの販売促進などの業界特有のプロセスを改善するのにも使用されています。
RBGは、外部のコンサルタントは、ツール、経験、ベストプラクティス、及び展望を提供できるが、変化とその成果は、顧客組織によって達成されるべきものと信じています。その目的を達成するために、RBGは、内部のチームを通じて活動し、その顧客が最終的には自立できるようになるようコンサルティングに加え、教育訓練を補足しています。