• 品質
  • コースID:TQ83
  • JRCA登録 CPD研修コース(QMS)
  • CPD 5時間

テクノファ技術顧問 国府保周が気付いたISO 9001運用と審査の肝 ~発想を変える~

29,000円 (税別) 会員価格 26,100円 (税別)

JRCA登録 QMS CPDコース

※毎年4月にコース内容が変わります。

※2019年4月1日から御受講料が変更となっております。


コース概要

JRCA QMS主任審査員、審査員、審査員補のCPD対応コース

  • JRCA登録QMS CPDコース
  • 講師は、ISO 9001対応WG委員(ISO/TC176 国内対応委員会)であり、弊社技術顧問を務める国府保周(こくぶ やすちか)が担当

注意事項

  • お一人様のお申込みの場合には、本ページ最下部日程の「空席有り」ボタンをクリックするとお申込みフォームに進みます。
    複数人でのコースお申し込みなど、それ以外のお申し込みの場合は、次の「お申し込み方法」のページから各お申込みフォームに進んでください。

コース特徴

JRCAの主任審査員、審査員の方には、毎年15時間以上、審査員補の方には、毎年5時間以上の継続的専門能力開発(CPD)の実施が求められています。本コースは、JRCAのQMS CPDコースですので、本コースをご受講いただくことにより、CPDの5時間を満たすことができます。

  • IRCAのCPDとしても活用いただけます。IRCAの継続的専門能力の開発(CPD)の詳細については、IRCAのホームページでご確認ください。
    http://japan.irca.org/certification/CPD1/
本コース以外にISO9001審査員の方向けのCPDコースには下記のコースがございます。併せてご覧ください。

当コースをお選びいただいている理由

当コースは、多くの審査経験や、規格改正の場に直接携わる機会の多い講師が、2015年版ISO 9001の審査で押さえるべきポイントや、誤解しやすい規格要求事項を、審査の面、運用の面からわかりやすく解説する実務的なコースです。ディスカッションにより現実に抱える課題解決も行います。

ISO セミナー QMS CPD 講義資料

カリキュラム

10:00 ~17:00
●経営者のツールとしてのISO 9001:2015 ●“リスク及び機会への取組み”の陥りやすい錯覚 ●ISO 9001:2015で設計・開発として認められるもの ●ディスカッション ■理解度確認

講師紹介

国府 保周(こくぶ やすちか)

  • 弊社株式会社テクノファ 技術顧問
  • ISO 9001対応WG委員(ISO/TC176 国内対応委員会)
講師インタビュー

国府保周(こくぶやすちか)氏は、当社の技術顧問・主任講師であるとともに、現役の審査員です。また、ISO 9001やISO 19011の国内委員、日本品質管理学会のQMS有効活用部会のワーキンググループ、品質月間の特別講演会のレギュラー講師など、さまざまな分野で活躍されています。
2018年4月開講の「国府保周が気付いたISO 9001運用と審査の肝 ~ 発想を変える」は、いよいよ2年目を迎えます。この研修は、毎年4月に、扱う題材を全面的に入れ替えるという運営形態をとっています。2019年4月のリニューアルにあたって、同氏にインタビューしました。

毎年4月に全面リニューアル

――2年目を迎えますね
国府 2018年4月から1年間、この研修(2018年版)を提供しました。研修のタイトルに自分の名前が入っているので、とても身構えてスタートしましたが、お越しになった方々は、非常に好意的に受け止めてくださいました。研修で扱った内容は、すべて自分自身で見たか、直接聞いたか、気付いた/感じとった本音の事項のみで、本音で語ったつもりです。といっても、お越しになった人たちそれぞれに特有の事情があったり、悩みがあったりする中で、私の想像がつく範囲内で、ベストを尽くしました。おそらくお越しになった皆さんの、発想を広げるヒントを提供できたと見込んでいます。

――毎年リニューアルする形態としたのは、どのような意図なのでしょうか
国府 お越しになる方々にお話ししたい、お伝えしたい事項は、非常にたくさんあります。しかも、開始から1年も経過すると、私自身に新たな発見があるので、提供したい話題は、しだいに増していきます。教材やテーマを毎年リニューアルするのは、私自身の研究成果の発表会であり、参加者の皆さんといっしょに考えたい内容の披露という面があります

1つ目のテーマは、「品質目標の取組みを根本から捉え直す」

――品質目標は、年度単位・部門単位で取り組むものと思っていました。
国府 もちろん、そのような取組み形態が自組織に見合っているならば、それで構いません。しかし、それ以外の取組みの形態もあります。
「プロジェクトチームを設けて何かを検討・確立させる」という行為は、“品質”目標と限りませんが、たいてい、何らかの目標活動に当たります。大きなテーマになればなるほど、複数の部門の関与が必要で、組織横断的な形態をとることが多いです。また、部門に品質目標を一切もたせず、すべて常設委員会で取り組ませるという組織もあります。その一方、すべての品質目標を個人単位としている組織もあります。
また、品質目標の所要期間は、数年を要するテーマもあるでしょうし、逆に、数日など短期間での完了を求められるものもあるのではないでしょうか。

――数値目標でなくてもよいのですか。
国府 私たちは、目標という言葉を目にすると、いつの間にか、目標“値”と読み換えている。つまり、“値”という語を補ってしまっています。これは、ISO 9001の6.2.1 b)の要求事項「測定可能である」を誤解してしまった結果かと推察します。ISO 9000の“パフォーマンス”の定義は「測定可能な結果」ですが、注記1で、定量的でも定性的でもよい旨を説明しています
 目標の英原語は“objective”で、ISO 14001の2004年版では、“目的”と訳していました。この方がニュアンスをとりやすそうです。「取組みテーマ」の意味で捉えるのが現実的かと思います。

――辞書や文献をかなり調査されましたね。
国府 誤った情報や根拠が不明確な情報をお伝えしてはなりません。そのため、規格要求事項を引用するだけでなく、用語の定義とその注記はもちろん、英英辞典で単語のもつニュアンスを調べたり、文献を当たったりしました。
 目標の英原語“objective”を英英辞典でひくと、その説明の中で“trying”という語を使っています。「今日の生産数目標は900個」とか「今月の受注目標は2千万円」という業務上の目標もありますが、“trying”を伴うということは、「これを乗り越えるために、ひと頑張りしよう」と捉えた方がよさそうです。

2つ目のテーマは、「多様な事業分野から学ぶスマートプロセス事例」

――2018年の品質月間は、“スマートプロセス”がテーマでした。
国府 はい、そうです。品質月間の委員長は、自動化、IoT、AIなどを駆使した高効率のプロセスの意図でしたが、「スマート“な”プロセス」くらいの意味合いで、「仕事の仕方の工夫に役立つヒント集」のような観点で捉えることにしました。

――ずいぶん多くの事例、しかも多様な業種のものを紹介していますね。
国府 特定の企業向けの講演であれば、その企業に見合う事例を紹介してもよいかもしれません。しかし、公開講演ですと、そうはいきません。また、まったく自社と異なった業種の事例でも、ヒントとなることがありますので、さまざまな業種のものを紹介することとしました。
 こうした取組みは、サービス業と農業がもっとも進んでいるようです。というのも、どちらも人手不足という状況にあります。また、これまで標準化が難しかったけれど、センサーや制御技術が発展し、コンピュータソフトなどと組み合わせることで、こうした取組みに結び付けられるようになったことが、その背景にあるようです。

――最後に方針管理の話題が含まれています。どのようなお考えなのでしょうか。
国府 スマートプロセスの事例を紹介したのは、スマートプロセス導入すること自体が目的でなく、あくまでも改善活動の推進を後押しするためです。手段が目的に化けて欲しくないですから。
 また、自動化やコンピュータ支援は、決して万能ではありません。というのも、それを用いるのは人です。そのための留意点も、最後に少しだけ触れました。

3つ目のテーマは、「経営に即した現実的なマネジメントレビュー」

――マネジメントレビューの要求事項は、何をすればよいか分かりづらいですね。
国府 いま頂戴した質問が、実態をよく表しているようです。「規格要求事項のために何を実施する必要があるか」と捉える。つまり、「規格要求事項が先にあって、それに合った実務内容を設定して実施する」という運用形態が多いようです。
 マネジメントレビューは、経営者が主体的に組織運営するための検討の場、情報ターミナルですから、経営者自身のものの見方が中心でなければなりません。そして、それに伴って必要な情報をタイムリーに持ち込ませることがポイントです。

――ISO 9001の要求事項に沿ったレビューが必要なのではないですか。
国府 その質問も、「審査対応のためのマネジメントレビュー」という観点に聞こえます。たとえば、「マネジメントレビューへのインプット」は、「レビューで検討した結果を何に活かすか」から逆算して、「何の情報をいつ、どのような会議やレポートなどに持ち込ませるか」を指定するのが現実的です。
 ISO 9001に、「マネジメントレビューを1つの形態で実施する」や「毎回のマネジメントレビューに9.3.2のインプット情報すべてを持ち込ませる」という要求事項はありません。組織の現実の状況を整理して、それらが規格要求事項をカバーしていれば、何も問題ありません。

――経営者の現実の観点をもとに組織で決めればよいのですね。
国府 そのとおりです。規格要求事項から物事を捉えようとすると無理が生じます。現実から規格を見で、規格の趣旨に合っていれば、それで構いません。

会場ディスカッション

――会場ディスカッションの時間は、何を行うのですか。
国府 会場全体でのフリーディスカッションを予定しています。せっかく、多くの受講者が集まっていますので、いろいろな人の意見や考えを共有するための時間としています。
 もっとも、この研修では、会場ディスカッションの時間帯に限らず、講義部分での内容に関連して聞きたいことや話題に上げたいことがあれば、いつでも自由に発言してもらっています。そのため、日によっては、講義時間の半分が質疑応答となるケースもあります。さらに、会場ディスカッションの時間すべてが質疑応答となったというケースもありました。
 質問は、研修で取り上げている話題に限りません。もっと突っ込んで聞きたいことがあるならば、それを優先するようにしています。せっかく会場にお越しになったからには、得られるものが最大になるよう、積極的に参加されるのが得策です。

――異例の形態の研修という雰囲気ですね。
国府 たしかに、そうですね。でも、こうして話題に上がっている内容は、たいてい他の受講者にも役立っているようです。今後もこの形態は続けていきたいと思っています。

研修テキストに掲載する資料

――研修で用いている資料は、どこかで発表されたものですか。
国府 はい。品質月間の特別講演会と、日本品質管理学会の所属ワーキンググループで発表したものです。こうした資料は自分で整備・作成しますが、発表の場をもつことで、内容が適切かどうか、うまく人に伝わるかどうかをセルフチェックできます。この研修では、こうして選りすぐったものを提供するようにしています。

2019年版の開始に向けて

――いよいよ2年目のリニューアル版が始まりますね。
国府 品質マネジメントシステムを、本当に自分たちの組織に役立てることを目指しています。認証審査に携わる審査員は、その際に、形式からではなく、組織の本音を、本質的な観点から評価してもらえればと思います。研修の場を通じて、自身が習得したこと、学んだことを、ぜひ運用や審査に役立ててくださることを、大いに期待しています。
――ありがとうございました。

当コースのご案内

費用 【通常価格】税込価格:31,320円 (税別 29,000円)
【会員価格】税込価格:28,188円 (税別 26,100円)
証明書等
  • 修了証
割引
開催地 川崎・東京・大阪・名古屋
交通アクセス 各会場へのアクセスはこちら
定員 16名
日程 1日(10時開講、17時終了)
筆記試験 無し

日程・申込

  • [コースID:TQ83]
  • (更新日:2019年03月15日)
開催No.16
2019年4月26日(金)
東京
開催No.17
2019年5月10日(金)
大阪
開催No.18
2019年6月28日(金)
川崎
開催No.19
2019年7月16日(火)
東京
開催No.20
2019年8月23日(金)
名古屋
開催No.21
2019年9月6日(金)
川崎
開催No.22
2019年10月1日(火)
東京
開催No.23
2019年12月16日(月)
川崎
開催No.24
2020年1月28日(火)
名古屋
開催No.25
2020年2月26日(水)
大阪