• 品質
  • コースID:TQ83
  • JRCA登録
  • CPD 5時間

テクノファ技術顧問 国府保周が気付いたISO 9001審査と運用の肝 ~発想を変える~

コース概要

JRCA QMS主任審査員、審査員、審査員補のCPD対応コース

  • JRCA登録QMS CPDコース
  • 講師は、ISO 9001対応WG委員(ISO/TC176 国内対応委員会)であり、弊社技術顧問を務める国府保周(こくぶ やすちか)が担当

注意事項

  • お一人様のお申込みの場合には、本ページ最下部日程の「空席有り」ボタンをクリックするとお申込みフォームに進みます。
    複数人でのコースお申し込みなど、それ以外のお申し込みの場合は、次の「お申し込み方法」のページから各お申込みフォームに進んでください。

コース特徴

JRCAの主任審査員、審査員の方には、毎年15時間以上、審査員補の方には、毎年5時間以上の継続的専門能力開発(CPD)の実施が求められています。本コースは、JRCAのQMS CPDコースですので、本コースをご受講いただくことにより、CPDの5時間を満たすことができます。

  • IRCAのCPDとしても活用いただけます。IRCAの継続的専門能力の開発(CPD)の詳細については、IRCAのホームページでご確認ください。
    http://japan.irca.org/certification/CPD1/
本コース以外にISO9001審査員の方向けのCPDコースには下記のコースがございます。併せてご覧ください。

当コースをお選びいただいている理由

当コースは、多くの審査経験や、規格改正の場に直接携わる機会の多い講師が、2015年版ISO 9001の審査で押さえるべきポイントや、誤解しやすい規格要求事項を、審査の面、運用の面からわかりやすく解説する実務的なコースです。ディスカッションにより現実に抱える課題解決も行います。

ISO セミナー QMS CPD 講義資料

カリキュラム

10:00 ~17:00
●経営者のツールとしてのISO 9001:2015 ●“リスク及び機会への取組み”の陥りやすい錯覚 ●ISO 9001:2015で設計・開発として認められるもの ●ディスカッション ■理解度確認

講師紹介

国府 保周(こくぶ やすちか)

  • 弊社株式会社テクノファ 技術顧問
  • ISO 9001対応WG委員(ISO/TC176 国内対応委員会)
講師インタビュー

国府保周(こくぶやすちか)氏は、当社の技術顧問・主任講師であるとともに、現役の審査員です。また、ISO 9001やISO 19011の国内委員、日本品質管理学会のQMS有効活用部会のワーキンググループ、品質月間の特別講演会のレギュラー講師など、さまざまな分野で活躍されています。
2018年度から、「国府保周が気付いたISO 9001審査と運用の肝 ~ 発想を変える」と銘打った、新たなコースを開講するにあたって、同氏にインタビューしました。

新コースの開講に当たって

――新たなコースが始まりますね
国府 私は、研修業務や審査業務、日本品質管理学会での会合などで、さまざまな組織の方々とご一緒する機会を持っています。そうする中で、さまざまな見聞を得ます。また、それらをきっかけに、自分自身でもいろいろな気付きを得ます。こうして、私が普段から見て、聞いて、考えていることを整理したことをご紹介します。おそらく皆さんの発想を広げるヒントになるだろうと思います。

公表した題材・資料から選りすぐった内容

――コースで取り上げる題材や資料は新作ですか。
国府 いえ、すでに発表したものばかりです。第1部の「経営者のツールとしてのISO 9001:2015 ~ 経営者にとっての使いこなし方」は、2017年の品質月間特別講演会で話したもので、一部を雑誌『アイソス』に掲載しています。また、第2部の「“リスク及び機会への取組み”の陥りやすい錯覚」と第3部の「ISO 9001:2015で設計・開発として認められるもの」は、日本品質管理学会の私の所属するワーキンググループで発表したもので、第3部は雑誌『標準化と品質管理』に掲載しています。
発表すると、いろいろな方からコメントを頂戴しますので、それを今回の新コースの資料に反映しています。

ISO 9001は経営者にとってのツール

――個別のことを伺います。まず、経営者は、ISO 9001をどう使えばよいのでしょうか。
国府 ISO 9001は、その名のとおり、品質“マネジメント”システムですから、経営者にとって便利なツールが随所にあります。内部監査は、経営者が欲する情報を調べてもらうための目や耳などの役割ですし、品質目標は、経営者が成し遂げたいことを関係者に意識して取り組んでもらうためのものです。こういう観点で規格要求事項を見ていくと、いくらでもツールは出てきます。
そもそも、品質マネジメントシステム自体が、「経営者の想いを実現するためのツール」といえます。ですから、経営者は、そのために必要な手立てを、システムの中に、もっともっと織り込んで欲しいと思います。

ISO 9001では、機会が先でリスクが後

――ISO 9001の2015年版では、リスクのことがよく話題に上がります。
国府 たしかに、世間ではそういうムードがありますね。ただし、ISO 9001:2015はリスク主体の規格ではありません。
ご存じのように、ISO 9001の2015年版は、他のマネジメントシステム規格と、章立てを共通にし、要求事項の本文の記述も、共通化が可能なものは共通にしました。こうしたいきさつで、リスク及び機会への取組みの要求事項が、ISO 9001の一角に収まりました。情報セキュリティでは、情報漏洩などのリスクに対応するために、「何に優先的に留意するかを決めて、それらに集中的に取り組む」という構図です。しかし、品質の場合は「意図する製品やサービスを確実に提供するために」という取組み姿勢が主体ですので、ずいぶん構図が異なります。
もっとも、ISO 9001の“6.1 リスク及び機会への取組み”の冒頭で、「品質マネジメントシステムの計画を策定するとき」に、リスク及び機会を決定して取り組むことを要求しており、しかもその結果は、“4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス”の4.4.1 f)に結びつけるという構図をとっています。“リスク”という用語の定義は「不確かさの影響」ですから、リスク及び機会への取組みは、あくまでも「品質マネジメントシステムの中身を詰める際の通り道」という位置づけに当たります。
さらに言えば、DIS段階の国際会議の中で、「品質の場合、機会が先で、リスクが後」なのだから、この際、「機会及びリスクへの取組み」という語順にしてはどうかという話題になって、いったんその順に並べ替えています。ただし、他のマネジメントシステム規格との兼ね合いがあるので、最終的に元の語順に戻したという経緯があります。したがって、規格本文での表記の順序とは別に、実際に私たちが規格を読む際には、「機会及びリスクへの取組み」と読み替えるのが、本来の姿といえます。

設計・開発として認めてよいものは多様

――設計・開発の適用除外のことも、2015年版でよく話題に上がります。
国府 設計・開発のことが話題に上がるときは、「どうすれば適用を除外できるか」という観点の話が圧倒的に多いように感じます。つまり、「除外を前提に品質マネジメントシステムを組む」という切り口です。何となく、ネガティブ光線が満載というイメージで、本道から外れた議論のように思われます。ここでは、「どういうものであれば、設計・開発として認められるか」という観点に切り替えます。
設計・開発という用語の定義を、ISO 9000の2000/2005年版では、「要求事項を,製品,プロセス又はシステムの,規定された特性又は仕様書に変換する一連のプロセス」としていました。いかにも製造業的な雰囲気がします。2015年版では、定義を「対象に対する要求事項を,その対象に対するより詳細な要求事項に変換する一連のプロセス」に変えたことに伴って、「何らかの要求事項を、もう一段詳しく掘り下げる」という活動があれば、その活動を世間一般で“設計・開発”と呼んでいるか否かにかかわらず、規格上は“設計・開発”として扱うことになります。コースのテキストでは、どういう場合に“設計・開発”として扱うかについて、かなり踏み込んだ具体例を紹介しています。

一歩踏み込んだ多様な話題

――話題の守備範囲が広いですね。また、深掘りされていますね。
国府 私はこれまで、さまざまなことに接する機会を、積極的に得るようにしてきました。また、品質月間の特別講演会や、日本品質管理学会のワーキンググループの会合など発表の場をいくつかもっています。「発表するために、知ったり考えたりしたことをまとめる」という機会を積極的に設けるようにしています。今回のコースは、こうした長年の思考の蓄積をもう一度整理し直して、皆さんにお伝えする場だと捉えています。

ご自身の名前が付いたコース名は?

――事務局からお願いして、コース名に国府さんの名前を付けさせてもらいました。
国府 とても気恥ずかしいです。でも、そうすることで、内容に興味をもって、お越しになる人が少しでも増えるようにしたいというのが趣旨だと伺って、それならばということで、自分の名前が付いたコース名とすることをお受けしました。

受講を勧めたい対象者

――このコースは、どんな人に出席してもらいたいですか。
国府 たとえば「内部監査のチェックリストを、いったん規格の箇条に合わせて作ってしまうと、後はまったくメンテナンスすることなく、そのまま使い続けている」というケースに、ときどき遭遇します。内部監査の対象となる活動は生きていて、内容や方法・形態が発展します。ならば、内部監査での見方も、状況に応じて発展しなければなりません。また、自分の捉え方が業務の本質から外れていたならば、軌道修正をかけなければなりません。
このことは、内部監査だけでなく、組織内の推進役にも当てはまります。認証に関わる審査員に必要であることは言うまでもありません。
また、皆さんといっしょにディスカッションする時間帯を設けていますので、ぜひとも、「いっしょに考える仲間」となってくださるよう、お願いします。
――ありがとうございました。

当コースのご案内

費用 【通常価格】税込価格:24,840円 (税別 23,000円)
【会員価格】税込価格:22,356円 (税別 20,700円)
証明書等
  • 修了証
割引
備考 ※(料金変更のご案内)2019年4月1日から受講料は29,000円(一般・税別)、26,100円(テクノファ会員・税別)へ変更になります。
開催地 川崎
交通アクセス 各会場へのアクセスはこちら
定員 16名
日程 1日(10時開講、17時終了)
筆記試験 無し

日程・申込

  • [コースID:TQ83]
  • (更新日:2018年12月20日)
開催No.15
2019年2月28日(木)
川崎
開催No.16
2019年4月26日(金)
東京
開催No.17
2019年5月10日(金)
大阪
開催No.18
2019年6月28日(金)
川崎
開催No.19
2019年7月16日(火)
東京
開催No.20
2019年8月23日(金)
名古屋
開催No.21
2019年9月6日(金)
川崎
開催No.22
2019年10月1日(火)
東京
開催No.23
2019年12月16日(月)
川崎
開催No.24
2020年1月28日(火)
名古屋
開催No.25
2020年2月26日(水)
大阪