ISO情報

新社会人のきみへ —– ISO攻略(レベル1) —–(その37)

第7章 マネジメントシステムを構築し運用する

第6章でISOマネジメントシステム規格の認証取得、というお話をISO9001の認証を初めて取得する企業を例にご説明しました。
多少専門的用語も出て来ましたので、本冊子の最後として、具体的なISO認証取得及び維持のための活動をお話ししていきます。
あなたはまだ社会人になったばかりですから、基本的には会社や上司の指示に従って自社ルールに則った仕事をしていくことが基本になります。とは言え自分の会社がどのような論理に基づいてルールを決め、そしてそのルールを守るために行っている活動にどのようなものがあるかについての理解を深めることはとても大事です。
第4章でご説明しましたが、ISOマネジメントシステムの本質は標準化であり仕組み化です。そのために規格要求事項でこのような組織運営をすることで道を踏み外さなくなります。これから9項目にわたってその説明をしていきます。

7.1 方針と目標

第2章でも説明しましたが、組織は大きな経営の方針を踏まえて、細かい方針を立てます。その上でその方針を踏まえて実際の目標設定を行い、その目標達成向けて日々の活動を行っていきます。
ISO9001の認証取得企業であれば品質方針、ISO14001の認証取得企業であれば環境方針という形で方針を設定し、そのあと目標設定につなげていっているはずです。品質目標や環境目標という形であなたの会社でも設定されていることでしょう。
方針は基本的には経営トップが定めますが、ISO認証の取得範囲が企業によっては全社一括でなく、工場ごとに対応している、というケースもあります。そのような場合には工場長が方針を定めるということになります。
その方針を踏まえて目標を立てて、その目標達成向けて日々のあなた自身の活動があるわけですが、その目標も部として作成したり、課として作成したりと、取り組む会社によって設定の仕方は異なります。あなたの会社ではどのように大きなレベルでの目標(全社的目標や部の目標になります)から小さなレベル(一番小さなレベルは個人目標です)の目標につなげているかを理解するようにしましょう。

(次号へつづく)