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ISO内部監査って何?どうやるの? (その1)

● ISO内部監査の季節がめぐってきました

 私、営業部の鈴木一郎です。とってもありふれた名前で小さい頃は何か好きになれなかったのですが、大人になってみると誰にでもすっと名前を覚えてもらえるようになって、何か得した気分になる機会が増えています。この名前でよかったな、って今は思っています。
 あっ、そんな話はどうでもいいですね。
 今日からしばらく、ちんぷんかんぷんだったISOについて、最近少し理解できるようになってきたので、皆さんにもシェアしたいと思い、特にISOの内部監査についてのお話をしていきたいと思います。
 はい、そして私の会社は印刷会社です。学校やセミナー会社さんの教材の印刷、そして企業の会社案内や封筒、名刺などのビジネスシーンで繰り返し用いられるものを中心とした印刷を手掛ける社員150人ほどの小さな会社です。
 私は学校を出てこの会社に入って6年が経ちました。自分では若いつもりでいるんですが、だんだん女性陣からはおじさん扱いされるようになってきて、ちょっぴり腹立たしい時もあります。

 仕事の方は今までの6年間で、出荷担当、購買担当を経験し、半年前から営業部に所属となりました。毎日のように外回りで、それまでずっと社内で仕事をしていましたから、初めは大変でした。ですが、ようやく最近営業の仕事にもなじんできたかな、って思っています。また、出荷担当、購買担当の時は郊外の工場勤務だったのですが、営業部に異動になって都内にある本社に今は勤務しています。

 さて、自己紹介はこのくらいにさせてもらって、本題の話に進みますね。

 ISOの内部監査についてです。今週初の部の定例ミーティングで部長から2か月後に今期の内部監査が営業部に対してあることを聞かされました。
 毎年だいたい内部監査って秋の時期だったかな。そうか、毎日のように外回りをしていて大汗かいているのであまり感じなかったけどもうじき夏が終わって秋が来るんだよね。そんなどうでもいいこと考えていたら、部長からいきなりのように
 「鈴木さん、内部監査対応よろしくね」と言われたのです。
 「えっつ」と素っ頓狂な声を出してしまったんです。
 素っ頓狂な声を出して、部長の方も驚いていましたが、実は前の部署でも内部監査が行われていたことは認識していますが、上司や先輩が毎回対応していたので、内部監査の日だ、ということはわかっていても、内部監査を受けるにあたって、なにをどうすればよいのか皆目見当がつきません。
 そして部長から「よろしくね」と言われて、もう夏も終わりで季節は秋か、なんて考えていたこともあって、びっくりしてしまったのでした。この先どのような流れて準備対応が進んでいくのか、そしてそもそも準備としてどのようなことをするのか、お恥ずかしい話ですがその時はさっぱりわかっていませんでした。そしてそれをこともあろうか、堂々とその場で言ってしまったんですね。はい、今は反省しています。

 さて、その会議の場では、そこまでを恥ずかしげもなくバ―っとしゃべってしまったので、部長も苦笑いしていましたね。
 「よくもそこまで知らないことを堂々と言えるね」と言われてしまいましたので。

 当日の会議は一旦お開きとなり、その終了間際に部長から居残りを命じられてしまいました。その話は次回にしたいと思います。

(次号へつづく)